【セキュリティ連載③】ユーザー体験をリードするエクスペリエンスチームのリーダーたちが語る、ペイディの安心・安全のサービス設計

2026/05/11

あと払いサービスのペイディは、お客様が不安なくお買い物を楽しめるよう、日頃から安心・安全への取り組みを行っています。

本連載では、ペイディのセキュリティ対策やフィッシングをはじめとする巧妙なサイバー犯罪に巻き込まれないための注意点等について、連載形式でご紹介しています。

第三弾となる今回は、ペイディのユーザー体験をリードし、サービス設計を行うエクスペリエンスチームのVP of Experience佐々木圭と、同チームのシニアUXデザイナーの三津木純太が、安心・安全と使いやすさの両立を目指すペイディのサービス設計等についてご紹介します。

<プロフィール>
佐々木 圭 / VP of Experience 
大学では建築学を専攻し、卒業後、ソフトウェアアプリケーションの開発設計に従事。マルチタッチインターフェースの黎明期に、様々なサービスやツールの設計にも携わる。その後、国内メガバンクやFintechスタートアップ等の金融サービス、レストランチェーンのブランドおよびDXの推進、最大手ネットショッププラットフォームのマーケティングおよびサービス設計に関わるデザイン組織などをリードした。2022年7月より現職。

三津木 純太/ シニアUXデザイナー
大学卒業後、Webデザインを学ぶ中でUXデザインに出会い、複数業界にまたがりUXデザインを10年以上手がける。デジタルプロダクト開発会社にて、金融系サービス、フードデリバリー、チケット販売、言語学習アプリなど多様なプロダクトのUX設計に従事。2023年5月より現職。ユーザーが安心・安全に利用できる体験設計に取り組むとともに、ペイディにおけるコンプライアンスの第一線を担当。

<安心・安全なサービス設計の基本理念>

佐々木 圭 / VP of Experience 

佐々木:私たちは、お客様が日常的に使う決済サービスとして「自分の意志で自由にお買い物ができる」ことが最も重要だと考えています。そのためには、必要な情報を明確に提示し、お客様がご自身で安心して決断できる環境を整えることが不可欠です。

それはセキュリティにおいても同様です。ペイディでは、お客様に心理的な負担をかけないプロセスの中で必要な情報を把握していただけるよう、伝え方や手順、提示するタイミングを工夫しています。一般的にセキュリティを強化すると、利便性が損なわれると言われがちですが、これは利用者が認識すべき情報が多かったり、操作ステップが増えたりすることに起因する場合が少なくありません。こうした課題を解決するうえで重要になるのが、ユーザー体験の設計です。セキュリティと利便性の両立は、まさにUXデザインが力を発揮すべき領域だと考えています。

三津木 純太/ シニアUXデザイナー

三津木:ペイディでは、お客様に心から安心してお使いいただけるサービス設計を追求していますが、こうした思想は組織のあり方にも影響しています。私は普段UXデザイナーとしてペイディのサービス設計に携わっており、今年からコンプライアンスの第一線の担当者に任命されました。ペイディでは、サービス設計の現場担当者が、セキュリティや情報提供に対する深い知識と責任を持つべきであるという考えがあります。こうした現場主導の体制こそが、ペイディの安心・安全のサービス設計に繋がっています。

<サービスにおけるセキュリティの取り組み>

お客様の行動を促すコミュニケーション

佐々木:昨今、フィッシング詐欺をはじめとするサイバー犯罪は巧妙化しており、企業として対策を徹底しても、被害を完全にゼロにすることは非常に困難です。

だからこそ、フィッシングなどのトラブルが増加した際には、即座にわかる形でお客様にお伝えし、行動していただくというのが重要だと考えています。また、平時においても、日頃からお客様がサイバー犯罪に巻き込まれないための注意喚起を積極的に行っています。

具体的には、お客様のすべての体験に責任を持つエクスペリエンスチームのUXデザイナー、UXライター、ビジュアルデザイナーが中心となり、お客様に興味を持っていただくための工夫を行っています。トーンやマナーを含め、最も効果的なコミュニケーションの方法を日々チームで追求しています。

利便性と安全を両立するセキュリティの機能

三津木:機能面においては、パスキー、プッシュ通知や本人確認を利用することで、より安心・安全なユーザー体験を実現しています。

  • パスキー:生体認証を利用してよりスムーズにアプリログインをしていただける機能で、安全性だけでなく利便性も向上します。今後はログイン時だけでなく、あらゆるタッチポイントへ順次導入を拡大していく予定です。

  • プッシュ通知:設定いただくことで、決済のたびに利用速報が届く機能です。万が一、身に覚えのない決済があっても、即座に気がつくことができます。アプリの利用履歴と併せて活用いただくことで、ご自身の利用状況を透明性高く管理いただけます。

  • 本人確認:詐欺行為やなりすましを防ぐことができます。ペイディではICチップを利用した公的個人認証など、政府が推奨する最も信頼性の高い方法を採用しています。ICチップによる本人確認の導入により、セキュリティを高めるだけでなく、所要時間を従来の2分の1以下に短縮することができました。また、本人確認の手順に関してもお客様が迷わずに安全に済ませることができるよう、UXの改善を続けてきました。

このほか、アプリでは、一部でスクリーンショットの制限や注意喚起のメッセージの提示など、日々機能のアップデートやコミュニケーションを工夫し、ペイディのセキュリティ強化を行っています。

<セキュリティに対する今後の展望>

佐々木:ペイディは昨年、警察と協業して大学生に対してアカウント譲渡に関する注意喚起を行いました。その際に、受け身ではなく主体的にセキュリティ対策を行っていく姿勢は、警察側からも「模範的」だと高く評価いただきました。今後もBNPLのリーディングカンパニーとして、お客様に安心・安全にお使いいただけるサービス作りに努めてまいります。また、昨今特に若年層が詐欺に巻き込まれるケースが多いため、そうした被害を減らしたいと考えています。若年層を含むあらゆるお客様に興味を持って読んでいただき、ご自身の情報の大切さを意識できたりするような、クリエイティブで親しみやすい啓発コンテンツの開発にも注力していきたいと考えています。

三津木:不正の手口が年々変化しているため、サービス側での被害を防ぐ設計が必要だと考えています。具体的には、「事前に防ぐ」「早く気づけるようにする」「被害のサポートをする」という複数の観点から、多層的にセキュリティを強化していく方針です。また、社内の不正対策チームやカスタマーサポートチームと密に連携し、最新のセキュリティ情報を利用者に分かりやすくまとめて発信していく取り組みも強化していきたいと考えています。

<ペイディのお客様へのメッセージ>

佐々木:私たちは、日々の決済手段を提供する事業者として、お客様からの「信頼」を何よりも大切にしており、お客様にとって必要な情報を適切なタイミングで誠実にお伝えすることが、こうした「信頼」に繋がると考えています。今後も透明性のあるコミュニケーションを徹底してまいります。また、アプリやパスキー、プッシュ通知などの便利な機能を積極的に利用していただき、より安全な環境で、賢くお買い物を楽しんでいただきたいです。

三津木:お金を扱うサービスだからこそ、お客様と信頼関係を構築することが重要だと考えています。先述のように、セキュリティはただの防御ではなく、安心・安全を作るユーザー体験の一部だと考えています。ユーザー体験をリードするエクスペリエンスチームとして、これからもこうした使命に取り組んでいきたいと思います。


連載の最後となる次回は、さらに安心・安全にペイディやオンラインサービスをご利用いただくためのポイントをご紹介する予定です。ぜひこちらもご覧ください。

ペイディのセキュリティページ
https://paidy.com/security/

<これまでの連載記事はこちら>