ペイディAPIのテスト
ペイディAPIには独立したテスト環境があるわけではありません。マーチャントはテスト用のキーを使用することで、新しいバージョンのAPIでリリースされた追加機能や決済の流れをテストすることができます。
マーチャントのアカウントごとに4つのキー(テスト環境、運用時用の秘密鍵と公開鍵)が割り当てられています。テスト用のキーでも、運用時に使用するキーと同じように動作します。 しかし、テスト用のキーを使用して認証を行う場合は「購入者」がその決済の支払いを請求されることはありません。これらのキーはマーチャントダッシュボードにログインすれば確認できます。
Paidy Checkoutのテスト
ペイディのテストを始める前にPaidy Checkoutを使用してテスト用の決済を作成し、そのテスト用の決済を使ってAPIのテストを行います。
テストで使用するデータ
決済の流れをテストする際は、購入者のメールアドレスと電話番号の値を変えることで、決済が成功した場合と失敗した場合の動作を確認することができます。購入者のその他のデータは任意の値に設定できますが、この2つの属性は以下のように設定してください。
- 決済が成功するシナリオをテストする場合はsuccessful.payment@paidy.comと08000000001.
- 決済が失敗するシナリオをテストする場合はrejected.payment@paidy.comと08000000001.
テスト用の決済を作成
- Paidy Checkoutでテスト用の公開鍵を使用する設定になっていることを確認します。
- Paidy Checkoutを使用して自分の店舗で商品をいくつか購入します。メールアドレスと電話番号の入力を求められたら、テストしたいシナリオに合わせて入力を行います。
- 認証コードを求められたら8888と入力します。
- Paidy Checkoutに従って決済の残りのプロセスを進めます。完了したら、すぐにAuthorizeの結果が表示されます。マーチャントダッシュボードにログインしてテスト用の決済が確認できます。
ペイディAPIのテスト
テスト用の決済の支払いを売上確定(Capture)、払い戻し(Refund)、更新(Update)、クローズ(Close)したり、決済データを取得(Retrieve)したりする際は、APIを利用します。また、その際に実行できる操作は決済の状態によって異なります。
- (Paidy Checkoutによる)Authorizeが成功した決済のstatusはAUTHORIZEDになります。この場合は決済をCapture、Retrieve、Update、Closeすることができます。
- Captureが成功した、あるいはClose(キャンセル)された決済のstatusはCLOSEDになります。この場合は決済をUpdate、Retrieve、Refundすることしかできません。
- Authorizeが成功しなかった決済のstatusはREJECTEDになり、この場合はいずれのAPIリクエストも実行できません。
リクエストを送信する前に
- リクエストヘッダにテスト用の秘密鍵を含めていることを確認します。
- Paidy-Versionのフィールドに適切なAPIのバージョンが指定されていることを確認します。
- テスト用の決済のPayment IDがエンドポイントのURIに含まれていることを確認します(テスト用の決済のPayment IDやstatusを確認するには、マーチャントダッシュボードにログインします)。
APIリクエストを送ると、リクエストの処理結果を示すHTTPレスポンスコードを伴うレスポンスが返ってきます。