課題となる「若年層の新規獲得」 解決の鍵は決済方法の多様化


課題

若年層における新規顧客の獲得
arrow

成果

導入キャンペーン開始後、大幅な新規ユーザー獲得に貢献

Paidyの導入経緯について教えてください

「株式会社アダストリア」は、グローバルワークやニコアンドなど30以上のブランドを手がける、カジュアルファッション専門店チェーンです。1953年に紳士服小売店として創業し、1992年には当社の主力ブランドであるローリーズファームの展開を開始して以降、個性豊かなアパレルブランドを数多く展開しています。

現在では、アパレルだけでなく雑貨の販売や飲食店の運営などの領域まで事業が広がり、お客様の日々の生活をトータルで彩るお手伝いをさせていただいています。


アダストリアの商品を手軽に購入していただけるのが、Webストア『.st(ドットエスティ)』です。私たちが『.st』で大事にしていることは、お客様にとっての使いやすさ。使いやすい・見やすいサイトでなければ、訪問していただくことにも購入していただくことにもつながらないため、新たな機能の追加や既存機能の改善などを行い、サイトのUI/UXをブラッシュアップしています。その甲斐あって会員数は1,700万人を超え、日々多くのお客様にご利用いただいています。

そして、将来的な『.st(ドットエスティ)』のさらなる成長を考えたとき、課題として挙がったのが“若年層を中心とした新規顧客の獲得”です。


アダストリアでは幅広い性別、年齢層に向けたブランドを展開しておりますが、メインの購入層は40代女性です。主婦の方もいらっしゃいますし会社勤めの方もおりまして、自分用に購入されたりご家族(お子さん、旦那さん)の為に購入されてたり様々な用途でご利用頂いておりますが、いわゆるZ世代・新しい若い層を常に取り込んでいく事で事業成長にも繋がっていくと考えております。

現在のお客様に満足してもらい継続購入頂くという点と、未来に向けて若年層の新しい顧客層を増やし続けていくというところが顧客獲得戦略の一つになります。

それでは、若年層を取り込むにはどのようなことを行えば良いのかと考えると、決済方法の多様化はないがしろにできないと気づきました。クレジットカード払いや代引きなどはネットショッピングの支払い方法として一般的ですが、最近ではキャッシュレス決済などの登場により、お客様はさまざまな決済方法を使いこなしていると見受けられます。特に若年層は「クレジットカードを作らない」「クレジットカードを持っていても使いたくない」「玄関先で現金の受け渡しをしたくない」などの理由から、多様な決済方法のニーズがあります。


多様なニーズに対応するために「スマホひとつで決済できてタイムパフォーマンスが良い」「若年層のユーザーが多く利用率も高いという実績がある」といった特徴のあるペイディの導入を決めました。

安定した運用でストレスレスフリーな顧客体験を


ペイディに限らず、新たな決済サービスの導入は、システム面で大きな負荷があります。お金周りのことでお客様にご不便をかけると、お客様の不安やストレスを引き起こしかねないため、ペイディ導入に際しても慎重にテストを重ねました。


通常、決済サービスとサイトをつなぐ際にはAPI連携で行うことが一般的ですが、ペイディではさらに「Webhook」という機能があるのが良かった点です。Webhookを活用することで、データの同期をスムーズにしたりエラーを早期に発見したりできるようになります。


おかげさまで、2023年10月の導入以降、システム面で大きなトラブルは発生していません。お客様がストレスなくご利用できるのは、ペイディのメリットだと感じています。


細かい要望に対して、必要に応じてスピーディに対応してくださるのも、Paidyの強みですね。




課題である若年層の獲得にも貢献の兆し

ペイディは2023年10月に導入し、その後すぐに開始したキャンペーンにより、paidy決済の注文件数は前日の3倍程に伸びまして、ペイディのオウンドメディアから流入したユーザーのCVRもサイト全体と比べ2.5倍程高く弊社と親和性が高いユーザーが多いのかなと感じました。また、導入時の目的であった若年層の新規獲得もできておりました。



特徴的だったのは、ペイディ決済を選択した約4分の1がZ世代だった点です。ペイディは若年層の獲得にも効果的だということが裏付けられました。



また、ペイディは翌月の一括払いに加え、分割手数料無料(※)の分割あと払いも利用できるため高単価商品の購入にもつながりました。ペイディ決済の売上単価はサイト全体と比較すると110%ほど高くなっていたため、ペイディは若年層の獲得のみならず売上単価向上にもつながると感じました。



導入時に実施したキャンペーンによる露出拡大の相乗効果もあったため、今後もPaidyからキャンペーンのご提案をいただければ、積極的に打ち出していきたいと思っています。また、6回、12回、あと払いなどの分割払いの導入も検討し、お客様の多様なニーズに応えられるWebストアとして『.st』を成長させていきたいです。

※口座振替・銀行振込のみ無料。



『.st』で購入してくださったお客様にアンケートを行っているのですが、ペイディを導入してからは「ペイディが使えるようになって嬉しい」といった声もいくつかいただいています。もともと『.st』のお客様に「ペイディを利用したい」というニーズがあったので、導入を決めて本当によかったと思っています。


今後は、新たなキャンペーンの実施だけでなく、もともとペイディを利用している方が『.st』に流入してくれるなど、新規顧客獲得のためにさまざまな可能性を模索していきたいです。

株式会社アダストリア

マーケティング本部 
本多様
マーケティング本部
大西様