NANO universeが考える決済手段の縦の広がりとは
課題
成果
株式会社TSIが提供するNANO universeは昨年ブランド創設25周年を迎えました。昨年は初めて周年イベントを実施し、顧客様に抽選でのビルボードライブ招待を開催。出演アーティストに衣装提供をしたりするなど積極的に対外ブランドプロモーションを実施。またECサイトもリニューアルし、リアル店舗と連動する顧客体験の創出など精力的な展開を続けている。今回はEC事業統括部 EC営業部 3rdマネジメント課 課長 兼 ストアマネジメント課 担当課長(前NANO universe マーケティングセクション長)の近藤様と、EC事業統括部 オペレーション部 ECサイト運用課の前田様にペイディの導入経緯をインタビューしました。
NANO universeのECサイトについて教えてください
NANO universe はTSIグループの中期経営計画の構造改革の一環として昨年ECサイトをリニューアルしました。
リニューアルに際して、自社サイトはブランドの固定ファンが多いので、顧客体験を重要視しながら実施しました。弊社ブランドのファンであればあるほど、オンラインとオフラインの両方を行き来しているので、リニューアルに際してそこの情報にズレがないように慎重に行いました。おかげ様で顧客単価は徐々に上がってきております。
また、NANO universeの新規会員の8割はリアル店舗からの入会です。そのためリアル店舗で会員になってくれたお客様はECと店舗両方を利用していただくことが多く、リアル店舗での接客体験をECサイトでも近しい形で体験いただけるように心がけています。どのような仕組みが最適かについては、まずマーケティングチームで案を出し、色々な部署を横断しながら合意形成をすることで偏りが出ないように気を付けています。
ペイディの導入背景を教えてください
サイトを運営していく中で、決済手段の豊富さはお客様を広げていくうえで大きな役割を果たしていると考えています。最近ですと、たくさんある「〇〇Pay」といったスマホ決済は決済手段の横への広がり(豊富さ)だと思っていますが、支払うタイミングを自分で調整できるという縦の広がり(時間軸)を設けられるようにしたいと考えていました。
横の広がりを提供できる会社は多いですが、縦の広がりを提供している会社はまだ少なく、そのようなことを考えている中でペイディのサービスを知りました。
また、若年層の取り込みも大きな課題でした。クレジットカードを持っていない層や、クレジットカードを持っていても使いたくない層へのケアとして、UIも使いやすく、感覚的に決済まで進められるペイディは今の若者に受け入れられやすいと思えたのも採用した理由の一つです。
個人的にはペイディ利用者のペルソナはNANO universeのペルソナと親和性が高いと考えています。

ペイディを入れてみてどうですか
この半年で代引き利用者がガクッと減りましたね。
元々クレジットカードに次いで多い決済手段が代引きなのですが、今後費用が上がっていく可能性もあると思っており、今のうちから手を打っておきたいと考えていました。サイトリニューアルの影響もあるかもしれないのですが、ペイディが選べるようになった影響も考えられます。
またペイディの分割手数料無料*の「3回あと払い」を利用されているお客様はその他のお客様と比較して単価も高く、セール期を越えて客数が減る2月にペイディのアベレージが上がっているような状況です。導入後半年である程度の利用率になってきており、まだ細かく計測できていませんが、会員ランクをステップアップしたいと考えるお客様の層がよく使っているのではないかと考えています。
今後のNANO universeの目標とペイディに期待することをお聞かせください
昨年は自社サイトのリプレイス・ロイヤリティプログラム改定と顧客様との重要な接点をアップデートしました。
その為、既存の会員様には新しいNANO universeを体感頂く、一方で変わらぬ良さも提供する、この両面によって定着率を高め着実にファンを増やしたいと考えています。
また新規会員を増やしていくことはもちろんですが、獲得したお客様を飽きさせないようなアプローチを今後も心掛けていきたいです。
ペイディに期待することとしては、購入体験の入り口として若年層に利用してもらえる決済手段になってほしい点と、社内ではできないキャンペーンを共同で実施させていただくことで、お客様の裾野を一緒に広げていければと思っています。
*口座振替・銀行振込のみ無料
