ペイディを導入したのは2019年です。当時は、クレジットカード払いや銀行振り込み、代引きなど一般的な支払い方法はご用意していたのですが、「クレジットカードを持っていない」「代引きだと現金を用意しておかなければいけない」といったお客様の不満や要望がありました。

そんな折、ペイディを知り、そのような方にも手軽にご利用いただける決済方法だと感じ導入を決めました。導入後に大きなクレームはなく、エラーも少ないため運用面での不便も感じていません。

導入後の効果を見てみると、2021年と最新のデータを比較するとペイディユーザー数は5倍、客単価は2倍になっています。これだけ数値が変化した一つの要因として、ペイディが分割手数料無料※の分割あと払いを提供開始したことが挙げられます。

特に、2023年2月に6回あと払い、2024年4月末に12回あと払いを導入したのですが、そのタイミングで顕著にユーザー数が増加しています。

もともと、分割払いができる方法としてショッピングローンも導入していたのですが、審査の煩雑さがお客様にとってハードルになっていました。しかしペイディはスマートフォンだけで手続きができ、審査もスピーディ、さらに3回・6回・12回と自分のお好みで分割回数を選択できて、なおかつ分割手数料が無料であるということから、お客様のニーズにマッチしたようです。

正直、分割あと払いを導入してこれほど成果が出るとは思っていませんでした。

これまでクレジットカードや銀行振り込みを利用していたお客様がスイッチングした例だけでなく、非常に多くの新規顧客の獲得にもつながったため、マーケティング的な意味合いでもペイディ導入は効果があったと感じています。

今後は、ショッピングローンのように24回や36回など分割回数が増えると、さらなるユーザー数の増加にもつながるのではないかと期待しています。

ユーザー数と客単価の向上には、もう一つ要因があります。それが、ウィジェットの導入です。

ウィジェットとは、商品ページにJavaScriptのコードを埋め込むことで、分割あと払いの場合の1回あたりの支払額を自動計算で表示するツールです。

高額な商品でも、分割あと払いにすることで月々いくら支払えばよいのか把握できるため、お客様は金銭面のスケジュールを立てやすくなります。また、高額な商品でも毎月コツコツと支払うことで手に入れられるということを訴求できるため、お客様に寄り添って心理的な安心感を与えられているようにも感じます。

ウィジェットを導入した当初は、「月々いくら支払えばよいのかわかるから便利」といった利便性を評価するお声や、「無理がないため思わず購入しそう」といった購買意欲を刺激されたというお声をいただきました。

ウィジェットの効果もあり、今では一括払いよりも分割あと払いを選択するお客様のほうが多くなっています。

ペイディ導入で若者の音楽活動を応援！

ペイディを導入したことで、売上面だけではない効果も感じています。

デビューを目指している方や音楽業界で働きたい方は若い世代が多いのですが、収入が十分ではないため音響機材や楽器などの高額な買い物はできないという方が少なくありません。クレジットカードやショッピングローンを使おうとしても、若い世代はクレジットカードの保持率が低かったり、ショッピングローンをしてまでの購入はしたくないと思っていたりするなどの理由から、なかなか利用に踏み切れない場合もあります。

その点、ペイディはスマートフォンだけで手続きができ、分割手数料無料※の分割あと払いも利用できるため、若い世代でも手軽に機材や楽器などを購入できます。 サウンドハウス、およびペイディが多くの若者が音楽を始めるきっかけになれれば、この業界はもっと盛り上がるに違いありません。

ペイディ導入により、若い世代の音楽活動を応援できていることは、当社にとっても大きなメリットだと感じています。

ペイディ導入を機に新規のお客様も増加しているため、音楽の楽しさや価値を新たに知る方も増えているはずです。当社を通じて音楽に関わる方が増えていることを感じているため、今後は音楽に関わる方にとってのライフラインになれるよう、取り組みを強化してまいります。